シジミ漁の時に見つかった化石について
2016-11-30
松江市乃木地区沖の宍道湖で、しじみの操業中に採取された、 貝の化石です(写真)
島根県環境保健公社の田中さんに鑑定していただいたところ、
すでに絶滅した、「ダイオウシラトリガイ」 という二枚貝の化石ではないかとのことでした。
田中さんによると、化石の採取された区域には、 布志名層と呼ばれる地層があり、この地層ができた時代は、いまより暖かった時代だったそうです。
そうした時代に、この貝は干潟に生息して、泥に堆積する有機物を食べながら、 生活していたようです。
月日の経過で、殻の部分が溶け、中にたまった泥が化石化して、 このような形となったとのことでした。
付近ではほかにも、 サメの仲間やゾウの仲間の化石が見つかっているそうです。
