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宍道湖の漁業

しじみ漁業について

シジミを採る漁師は宍道湖全域に約300名おり、1日の操業時間、休漁日、採捕量を定めた操業規則を守りつつ、宍道湖で漁を営んでいます。

詳しくはシジミ漁業についてをご覧下さい。

手掻き操業

人力で船の上からシジミを取ります。
制限時間は4時間で、8mの竿の先に約10キロのジョレンがついています

入り掻き操業

人力で湖の中に入り、バックで歩きながらシジミを取ります。
短い竿の先に手掻きより少し大きいジョレンがついています。
制限時間は手掻きと同じ4時間です。

機械掻き操業

船にロープでジョレンを固定し、
船をエンジンで進ませ、動力の力でシジミを獲る漁法です。
制限時間は3時間と1時間短く設定されています。
約30キロある大きなジョレンを使って操業します。

宍道湖の各種漁法

宍道湖では、ます網、越中網、小袋網、しば手網、おだ網の5種類の定置網漁業が存在します。また、刺網やカゴ、はえ縄、竹筒、しば漬け、投網など各漁法によりいろいろな魚種を漁獲しています。

うなぎ延縄漁について

はえ縄漁は、幹糸に100本程度ハリをつけ、ウナギやスズキを漁獲します。
エサはウナギだとエビや蜂の子、スズキだと青虫などです。
写真はウナギのはえ縄漁の様子です。

だば漬漁について

木の枝を束ねて宍道湖につけておきます。
隠れ家を求めて入ってきたウナギ・エビなどを漁獲します。

投網漁について

投網漁のようすです。動画は水の溜まったところに避難していたコイやフナを獲った時の様子です。また、梅雨時期の増水したときなども産卵のために宍道湖から上ってきた、コイやフナを狙います。

ます網漁業について

ます網漁業は戦後しばらくしてから宍道湖で行われるようになりました。9月1日に解禁を迎え、10月15日にアマサギが解禁し、11月15日にはシラウオが解禁します。操業期間は翌年の3月31日までと定められています。川の魚から海の魚まで多くの恵みが漁獲されます。

こぶくろ網漁業について

こぶくろ網漁業は大昔(「尼子さん時代?」)から宍道湖(主に大橋川・佐陀川)で行われた漁法です。下げ潮時に返しのついた網を仕掛けます。潮汐を利用した汽水域ならではの漁法です。

刺網漁について

刺網は目合いに応じた魚を絡め取る漁法です。
ターゲットはワカサギ・シラウオ・スズキ・コノシロ・コイ・フナ・マハゼ・サヨリなどです。
現在は、フナとシラウオの刺し網が盛んで写真はシラウオの刺網をあげた様子です。

カゴ漁業について

返しのついたカゴを仕掛け、ウナギやエビ(テナガエビ・スジエビ)を漁獲します。
中にエサとして何を入れるかは漁師さん同士でも企業秘密です。
シジミ漁が盛んになる以前の昭和30年代までは、宍道湖漁業の主役の一つでした。
宍道湖漁業協同組合
〒690-0049
島根県松江市袖師町6-9
TEL.0852-21-3391
 FAX.0852-31-1837

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